WebXRって何?
WebXRは、XR(VRやARなどの体験技術の総称)に対応した機器を通して、WebブラウザからXR体験をできるようにするための規格です。
Webの規格を策定する団体であるW3C (World Wide Web Consortium)の分科会であるImmersive Web Working Group で策定が進められています。
2021年5月現在、WebXR規格はまだ策定中で正式リリースになっていませんが、すでに多くのWebブラウザが現在の仕様に対応しており、JavaScriptからWebXRを呼び出して利用することができます。
Oculus製品やHTC ViveなどのVR機器から一般的なスマートフォンまで多くの機器が抽象化され、統一されたAPIで機器をコントロールすることが可能です。
WebXR
WebXRの役割はXR機器(VRヘッドセットやスマートフォン)からXR体験に必要となる情報を取得したり、機器に処理の指示を出すことです。
XR体験には映像が不可欠ですが、この映像の生成についてはWebXRの範疇ではありません。映像生成はWebGL APIに処理を任せ、その結果をXR機器に映し出す仕組みになっています。
参考リンク
- WebXR Device API: https://immersive-web.github.io/webxr/